商品名 |
用 途 |
Oncogene
C-fos Ab2 |
癌及び前癌病変 スクリーニング:60ng(6-9点法)
局所:≧350ng |
Integrin α5β1 |
癌及び前癌病変 スクリーニング:60ng(6-9点法)
局所:≧350ng |
Acethylcholine
Chloride |
神経伝達物質として機能。興奮性シナップス伝達、骨格筋の収縮、内眼筋収縮、涙液唾液の分泌高進、心拍数減少、心房収縮力の低下、気管支収縮分泌高進、消化管の蠕動運動と分泌高進、膀胱壁収縮、PIF様作用 ※BDORTでは、150μg以下だと、脳の機能が正常に働いていないとしてAchを上昇させるようにする。正常な人の脳では、1.5mg以上、4mg以上の人もいる。※癌では、1μg以下、最近、大村恵昭先生の研究では、1ag以下の人がいた。Achを上昇させるようにする。
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Mercury (Hg) |
癌組織> 350mg 電磁波過敏症の人でも沈着が多い Cilantro(中国パセリ)服用
※癌では350mg以上を調べる。 |
Lead (Pb) |
脳の循環障害、自閉症、癌や前癌病変等で多い Cilantro(中国パセリ)服用 |
Aluminium (Al)
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Alzheimer 病, Parkinson
病、自閉症、電磁波過敏症等で多い Cilantro(中国パセリ)服用
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Thromboxane B2
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動脈硬化、狭心症、糖尿病。※BDORTでは、ThromboxaneB2の量が多いと循環障害があって、選択した薬剤が病巣に届きにくくなるので、selective
drug uptake enhancement methodで手の臓器代表領域を刺激して、薬が病巣に到達するようにする。500ng以上であれば、からり循環障害があると判断する。
肝硬変なのでは、TxB2で肝臓がマッピングできる。
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Substance P
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疼痛物質。血管拡張、平滑筋収縮、唾液分泌亢進、運動ニューロンの脱分極作用。
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Herpes Simplex Virus Type I
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痛み,高血圧症、アルツハイマー病、自律神経障害、三叉神経節、仙骨神経節に潜伏感染 |
Herpes Simplex Virus Type II
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痛み、性器ヘルペス、三叉神経節、仙骨神経節に潜伏感染 |
Cytomegalo virus (CMV)
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糖尿病、HIV、癌、鬱病、統合失調症等 ※糖尿病では膵臓部にCMV感染、統合失調症では頭部に感染。 |
Epstein Barr Virus (EBV)
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Burkittリンパ腫,上咽頭癌、Hodgkin病、鼻リンパ腫(T
cell or NK cell),Natural Killer (NK)白血病、一部の胃がんなど |
Varicella Zoster Virus (VZV)
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水痘(初感染)と帯状疱疹(潜伏感染ウイルスの再活性化),脊髄後根神経節及び三叉神経節に潜伏感染し、再活性化すると帯状疱疹(herpes
zoster)となる。 |
Human Herpes Virus Type 6
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移植片拒絶、骨髄抑制,脳炎、間質性肺炎,突発性発疹,合併症(心筋炎・髄膜炎),BDORTでは、多くの頭部の疾患で反応する
インフルエンザ脳炎、CFS(慢性疲労症候群) |
Human Herpes Virus Type 7
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移植片拒絶、骨髄抑制、脳炎、間質性肺炎、突発性発疹、合併症(心筋炎・髄膜炎)
インフルエンザ脳炎、CFS(慢性疲労症候群) |
Human Herpes Virus Type 8 |
カポシ肉腫, 30% のHIV患者で出現, Primary
Effusion Lymphoma(B細胞性リンパ腫),多発性骨髄腫瘍 |
Borrelia burgdorferi
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Lyme病、Chlamydia-Lyme(Borrelia)-uric
acid syndrome
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Chlamydia trachomatis
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性器クラミジア、網膜色素変性症、糖尿病、アルツハイマー病
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Chlamydia pneumoniae
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動脈硬化、心筋梗塞、不整脈、アルツハイマー病
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Helicobacter pylori
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胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃炎、口腔疾患、心臓病 胃癌との関与 500ng以上:強陽性
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Telomere1(TTAGGG)
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老化及び癌との関与。老化とともに低下し、癌の進行と共に増加する。正常化させるには、ST36をマッサージ、灸等。現在の所100ng以下になって生きている人が少ない。
腕の所(正常部)でスクリーニングして110ng以下であれば、癌を疑い、他のパラメーターを調べる。True St.36を刺激すると、癌のテロメアが1yg以下に低下する。
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Serotonin |
うつ病、自閉症、慢性疲労症候群,脳の血管収縮。血管内のセロトニンが代謝されて急激に減少すると、反動で血管が拡張し、片頭痛が始まる。
脳、松果体、血小板、腸のエンテロクロマフィン細胞に多く含まれる生理活性アミン、縫線核 |
Kyotorphin (Tyr-Arg)
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内因性の疼痛のmodulator βーEndorphinと同じような働き。鍼の効果を見る時に使う |
Dopamine |
神経伝達物質であり、アドレナリン、ノルアドレナリンの前駆体でもある。前駆体である
L‐ドーパから生じる。脳内のドーパミン作動性ニューロン(隆起下垂体ドーパミン系、辺縁系ドーパミン系、黒質線条体ドーパミン系など)に含まれ、神経伝達物質として働く。パーキンソン病では、黒質のドーパミン値が低下している。腎臓では、ナトリウムイオンと水素イオンの交換の調節を行っている。
うつ病 |
g-Amino-n-Butyric Acid (GABA)
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H2N-CH2-CH2-COOH,中枢神経系で抑制性神経伝達物質として働く、血圧降下作用、神経抑制作用
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Norepinephrine
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心臓;β1作用は、epinephrineとほぼ同じである。しかし、代償性の迷走神経反射により陽性変時作用は弱くなる。
血管:α1刺激により皮膚や粘膜血管の収縮が起こる。しかし、β2作用はごく弱いので末梢血管抵抗を増加させるので、収縮期と拡張期血圧の両方を上昇させる。
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Troponin I |
心臓病のマーカー、急性心筋梗塞、心筋炎、心疾患 参考値:100ng スクリーニング:3ng |
Troponin T
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心臓病のマーカー、心筋梗塞、心筋炎 参考値:100ng スクリーニング:3ng
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L-Homocystine
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心臓病 スクリ−ニング:3mg
感染症 スクリーニング:0.5mg (感度がいい) |
Mycobacterium tuberculosis
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結核菌 参考値:1μg (10μg) 大村先生の発表では、癌の周りに混合感染していることが多い
腰痛や関節炎でも結核感染がある
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Mycobacterium Avium
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鳥型結核菌、tuberculosisとの混合感染に注意 参考値:1μg(10μg) イスコチン服用
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β-Amyloid (1-42) |
アルツハイマー病。スクリーニングは3ng。 |
β-Amyloid (1-40) |
アルツハイマー病。水溶性。β-Amyloid(1-42)の約10倍の値。 |
Human Papilloma Virus 16 |
子宮頚癌、子宮上皮内癌 |
Human Papilloma Virus 18
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子宮頚癌、子宮上皮内癌 |
Human Hepatitis C Virus Antigen
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C型肝炎、肝硬変、肝細胞癌 |
Hepatitis B surface Antigen
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過去にHBVの感染があったことを示す
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Hepatitis B "e" Antigen
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HBV感染の高危険性、HBV増殖のマーカー
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Parvovirus B19
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伝染性紅斑、成人では不顕性感染が多く、また有症者に見られる非特異的発疹は風疹感染時の発疹との鑑別が通常困難である。関節痛、ヘモグロビン低下、好中球減少症、汎血球減少症や敗血症などの症状、妊婦や溶血性貧血、免疫不全の患者では注意が必要
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HIV1
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human immunodeficiency
virus I (AIDS)
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HTLV-1
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Human T-cell Leukemia
Virus - 1, 成人T細胞白血病(ATL)、白血病
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Insulin like Growth Factor I
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IGF-1は上皮細胞では細胞移動を、神経細胞では突起の伸長を誘導することが報告されている。骨の成長、乳癌、BDORTではchlamydiaの隠れ家で増殖、
5ng以下になると癌の人が多い。2ng以下になると癌の確率が高い |
Insulin like Growth Factor II
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GH依存性に乏しくインスリン様作用が強い、chlamydiaの隠れ家で多い
卵巣癌でIGFUが低くなるという文献有り
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Toxoplasma Gondii
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Toxoplasma gondiiは,単細胞の原虫、人に寄生して,トキソプラズマ症という感染症を起こす。10-20%の人で,リンバ節が腫れたり、インフルエンザのような症状が出たりする。筋肉痛が,2,3日から数週間続くこともある。免疫不全の患者では,トキソプラズマに感染すると,中枢神経系の障害を生じることがあるが,心筋炎や肺炎を起こすこともある。エイズ患者では,トキソプラズマ性脳炎によって頭蓋内に病変を形成することがある。 眼トキソプラズマ症は,眼の網脈絡膜炎の主要な原因の一つです
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Glucose
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血糖値のBDORTによるチェック。癌の部分では、Glucoseが通常の2倍以上に増えている。
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Calcium
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骨の部分のCalciumのチェック。骨折した部分のチェック。
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p53(Ab-5)
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癌抑制遺伝子の一つだが、この抗体(wild type)は、癌の部分で増加する。
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Rb(Ab-8)
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ガン抑制遺伝子産物であるレチノブラストーマ蛋白質(Rb)、網膜芽細胞腫。この抗体は癌で増加する。
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新製品 |
8-OH-dG |
遺伝子の変異による損傷の度合いのチェック 活性酸素による損傷のチェック 葉酸(Folic
Acid)が少ないと遺伝子の修復が進まない 大村教授は癌、心臓病、アルツハイマー病等、全ての疾患でチェックされている |
CEA (Carcinoembryonic Antigen)
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最も有名な腫瘍マーカー。ほとんどの癌でCEAが上昇する。
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PSA (Prostate Specific Antigen)
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前立腺癌に特異的な腫瘍マーカー。
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AFP (α-fetoprotein)
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肝細胞癌。肝硬変で上昇する。
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NSE (Neuron Specific Enolase) |
神経芽細胞腫、肺癌(小細胞癌)ウィルムス腫瘍(しゅよう)(Wilms'
tumor)、黒色腫、また甲状腺、腎臓、精巣、膵臓のがん(癌) |
Anti-CA15-3 |
乳癌の腫瘍マーカー |
Anti-CA125 |
卵巣癌の腫瘍マーカー CA
125値は子宮、子宮頸部、膵臓、肝臓、大腸、乳腺、肺、消化管のがん(癌)によっても上昇。子宮内膜症、骨盤炎症性疾患、腹膜炎、膵臓炎、肝臓疾患、胸膜
(肺と胸腔を囲む組織) の炎症でも高値になる。月経と妊娠でも、CA
125が高値を示すことがある。子宮内膜症と子宮筋腫の鑑別にも用いられる |
Prion Protein(プリオン)
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狂牛病(bovine spongiform
encephalopathy:BSE),クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD);
伝達性海綿状脳症(TSE)の病原体;ゲルストマン・ストロイスラー・シャインカー症候群:GSS;クールー病;致死性家族性不眠症(FFI)
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Mycoplasma pneumoniae
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マイコプラズマ肺炎;非定型肺炎(atypical
pneumonia);咽頭炎・気管支炎 |
Streptococccus A
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A群β溶血性連鎖球菌(Group
A Streptococcus : GAS : A群溶連菌) ;発熱、咽頭炎、扁桃炎,苺舌と菌が産出する外毒素による赤い発疹を認めるものを猩紅熱(しょうこうねつ)と言う。;伝染性膿痂疹(とびひ) |
Streptococccus B
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B群連鎖球菌(Group B
Streptococcus : GBS)は、新生児、妊婦、老人、糖尿病・肝臓疾患の患者等で感染症を起こすことがある細菌;新生児における、敗血症や髄膜炎、肺炎の主要な原因菌の一つ |
Staphylococcus Aureus
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黄色ブドウ球菌(健常人でも20〜40%の人が保菌)は、種々の病気に関連する強毒素を産生する菌として知られており、化膿性炎症や食中毒の原因菌
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Prostaglandin I2
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prostacyclin,血圧下降、血小板凝集抑制、cAMP上昇、胃酸分泌抑制、Na+排泄増加作用
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Prostaglandin H2
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高血圧、血小板凝集誘起、動脈収縮、気管支収縮作用。
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ANP
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心房性ナトリウム利尿ペプチド。血管平滑筋弛緩に伴う血管拡張、血圧効果、副腎皮質に作用しアルドステロン合成抑制
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BNP
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脳(b-type)ナトリウム利尿ペプチド。Troponin Tと併用して心臓病のマーカー |
Angiotensin I
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高血圧、Angiotensin Uの前駆体。アルドステロン分泌促進。 |
Angiotensin II
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末梢動脈の受容体に作用して血管を収縮し、血圧を上昇させると同時に副腎皮質の球状層に作用してアルドステロンの分泌を促進する |
Angiotensin III
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高血圧(活性型) |
Renin
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アンギオテンシノーゲンをアンギオテンシンIに変換する作用。 |
Bradykinin
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知覚神経終末に作用し発痛(プロスタグランジン介在の可能性)、血管の拡張、回腸、子宮、気管支等の収縮
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TGF-α |
腫瘍細胞、単球。TGF-αは上皮増殖因子(epidermal
growth factor; EGF)レセプターに結合し、生物活性を発現する。TGF-αの主な役割は、肝細胞、上皮細胞、ケラチノサイト、繊維芽細胞などの増殖促進、血管新生の促進、骨吸収の促進など。induces
angiogenesis, keratinocyte proliferation, bone resorption, tumor
growth |
TGF-β1(transforming growth factor beta) |
TGF-βレセプターにはT型レセプター(TβR-T)とU型(TβR-U)がある。TGF-βとTβR-Uが先ず結合して複合体を作り、さらにこの複合体にTβR-Tが結合して生物活性を発現する。主な作用は、線維芽細胞、平滑筋細胞のPDGF産生の促進、単球のTNF-αおよびIL-1産生誘導。上皮細胞、内皮細胞、血球系細胞などの増殖の抑制、小腸、ケラチノサイト、呼吸器系の上皮細胞や軟骨細胞の分化の誘導、骨芽細胞や筋芽細胞の分化の抑制。induces
fibroblast proliferation; collagen and fibronectin synthesis;
inhibits CTL, NK, LAK cells. Inhibits T-and B-cell proliferation;
enhances wound healing and angiogenesis |
TNF-α (Tumor Necrosis Factor) |
TNF-αの主な作用は、腫瘍細胞の増殖抑制及び傷害。T細胞の増殖、IFN-γおよびCSF産生誘導、IL-2レセプター誘導。B細胞の抗体産生誘導。NK細胞の傷害活性増強。マクロファージのIL-1、IL-6、IL-8、CSF産生および遊走性誘導、好中球の遊走性および活性の促進。繊維芽細胞の増殖、PGE2およびコラゲナーゼ産生促進。滑膜細胞のプロスタグランディン産生およびコラゲナーゼ産生促進。破骨細胞による骨吸収促進。This
prompts Macrophages and other Immune Cells, to release
tissue-damaging, Oxygen-containing substances and ProstaGlandins to
promote Inflammation |
IFN-α |
刺激されたB細胞、マクロファージ、繊維芽細胞、血管内皮細胞。IFNαとIFN-βはT型IFNレセプターと結合する。T型IFNレセプターはAR1鎖(機能的レセプター)とAR2鎖(IFN-α/β結合鎖)とから構成されている。IFN-αおよびIFN-βの主な作用は、ウイルス複製阻止、細胞増殖抑制、腫瘍増殖の阻止、マクロファージ活性化、クラスI
およびクラスII主要組織適合遺伝子複合体(MHC)発現の増加、NK細胞の活性化など。
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IFN-γ |
刺激されたT細胞およびNK細胞。IFN-γはU型IFNレセプターに結合する。U型IFNレセプターはGR1鎖(結合鎖)とGR2鎖(補助因子)とから構成されている。IFN-γはIFN-α/βと似た生物活性を示す。主な作用は、抗ウィルス性、クラスI
およびII主要組織適合遺伝子複合体(MHC)増加、マクロファージ活性化、NK活性上昇、抗腫瘍効果など。 |
Anti-IL-6 |
心臓病(心筋梗塞等)、Castleman
病,慢性関節リウマチ,Crohn
病など。T細胞、B細胞、単球、線維芽細胞、血管内皮細胞、繊維芽細胞など多数の細胞。PTH、ビタミンD、PGE2、IL-1、IL-11、TNFなどによる刺激によって骨芽細胞様ストローマ細胞からの破骨細胞分化因子(ODF)、M-CSF、IL-6の分泌が促進される。IL-6は破骨細胞前駆細胞の分化を促進し、骨吸収を促進する。IL-6の主な作用は、B細胞およびプラズマサイトの増殖誘導、IgG、IgMおよびIgA産生の増強、肝細胞による急性期タンパク質の産生誘導、ヘルパーT2細胞の分化誘導など。常時ストレスが強い生活を強いられていると、血中に「インタ−ロイキン6」(Interleukin-6
)が急速に増え、これが体を病気になりやすくしているということがわかった |
Anti-IL-12 |
単球、マクロファージ、B細胞。T細胞およびナチュラルキラー細胞(NK細胞)の活性化およびIFN-γ分泌を刺激する。ヘルパーT細胞からヘルパーT1細胞への分化および増殖を誘導し、IFN-γ産生を促進する。SCF、IL-3と協調して造血幹細胞の分化および増殖を刺激する |
Epidermal growth factor receptor (EGFR) |
EGFRはEGFやTGFαなどの増殖因子が結合する細胞外ドメインとチロシンキナーゼ部位を有する細胞内ドメインとをもつ細胞膜貫通型の受容体である。通常EGFRはリン酸化を受けにくい一量体で存在しているが,EGFなどの増殖因子が結合すると二量体を形成し,細胞内のチロシンキナーゼATP結合部位にATPが結合することで自己リン酸化がおこる。EGFRの自己リン酸化によってPI3KやAKT,Ras,MAPKなどの蛋白質が連鎖的にリン酸化され,癌増殖シグナルが核へと伝えられる。その結果,癌細胞の増殖,血管新生,浸潤および転移の誘導,アポトーシスの抑制が起こり,癌が進展する。EGFRは血球系を除くほとんどすべての細胞に検出されており,表皮など多くの組織の基底細胞や線維芽細胞,尿細管上皮細胞,小腸吸収上皮細胞など多くの細胞にEGFRの発現が認められている。しかし,肺癌などの悪性腫瘍の一部では,正常細胞の数倍から数十倍のEGFR遺伝子の増幅とEGFRの過剰発現が認められるとの報告があり,十分な特異性が期待される。 |
Anti-asialo GM2 (N-glycolyl GM2) |
ガングリオシドGM2は、シアル酸を一つ含むスフィンゴ糖脂質で、特に脳、神経組織に多く含まれ、細胞の増殖・分化・癌化、細胞間認識、情報伝達、神経突起進展や免疫等の現象に重要な役割を果たしていると考えられています。ガングリオシドに含まれるシアル酸には、N‐acetyl体とN‐glycolyl体の二つが存在し、正常なヒトにおいてはN‐acetyl体のみが存在しますが、癌化によってはN‐glycolyl体のシアル酸が発現することも知られています。 |
(CH3)2Hg |
dimethyl mercury
CH3HgCH3 毛髪や魚中の有機水銀の検査・チェック |
Anti Cyclin E |
使用目的:乳癌、消化器癌、大腸癌、子宮癌、卵巣癌等の良性、悪性の判別及び進行度のチェック
細胞周期を制御する分子ネットワークの一部であるサイクリン E
の濃度.「細胞分裂に関わるタンパク質・サイクリンE、サイクリンD1、サイクリンD3、HER2/Neu濃度と死亡率の相関を乳癌患者395人を対象にして調べたところ、サイクリンEが高濃度の患者は低濃度の患者に比べて癌の診断後11年以内に死亡する確率が13倍高い」という研究結果が、2002年11月14日のNEJM誌に発表されました。 |
Adeno Virus Type 3 |
アデノウイルスは、アデノウイルス科に属するDNAウイルス。急性熱性咽頭炎(1・2・3・5・6・7型)、咽頭結膜炎(1・2・3・4・6・7型)、急性呼吸器疾患(3・4・7・11型)、肺炎(1・2・3・4・7型)、急性濾胞性結膜炎(3・4・7型)、流行性角結膜炎(8・11・19型)、胃腸炎(小児:1・2・3・4・7型)
耳鳴り・難聴 |
VEGF (vascular endothelial growth factor) |
VEGF
は血管の内側にある内皮細胞の受容体に結合して、増殖を促す。がんがある程度大きくなって酸素不足になると、VEGFとその受容体が増加して血管新生が起こる。胎児期に血管をつくるだけではなく、病
的な血管をつくるときにも作用している。また血管透過性亢進作用により癌性
腹水の原因になるとも考えられている。糖尿病が進行すると網膜に新生血管が できるが、これにもVEGFが働いている。つまり、新しい血管をつくるタンパ
クである。低酸素状態によりその発現が誘導されることにより血管新生への重
要な役割を担っているといえる。また血管新生のみならず、腫瘍、炎症性病変などにみられる浮腫のメカニズムを説明するうえで本因子の関与が強く示唆されている。
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Measles Virus |
麻疹ウイルスはヒトの麻疹(はしか:measles)の原因ウイルスで
ある。麻疹ウイルスは患者の咳の飛沫,鼻汁などを介して健康人の気道や鼻粘膜に感染する。 |
Rubella Virus |
妊娠中の母親および胎児の感染、先天性風疹症候群患児の確定、風疹脳炎 |
Candida Albicans |
Candida albicansは皮膚・口腔・膣・糞便の常在菌。表在性と深在性がある。局所の湿潤・基礎疾患の存在などで日和見感染を起こす。 |
LP (a) |
Lp(a)
は動脈硬化の独立した危険因子として注目を集めているリポ蛋白です。リポ蛋白としての働きと共に血液凝固線溶系にも影響を与え、この両面より動脈硬化の発症・進展に関わると考えられています。LDLを構成するアポ蛋白B-100にアポ蛋白(a)が結合したもの。動脈硬化の独立した危険因子だが個人差が大。虚血性心疾患、脳血管障害、動脈硬化症。 |
PAI-1(Plasminogen activator inhibitor type-1) |
PAI-1はtPA、uPA(活性)を特異的に阻害するセリンプロテアーゼインヒビターであり、
plasminの生成を抑制します。PAI-1は立体構造の違いによりtPA, uPA阻害活性を示す活性型(active
form)と示さない潜在型(latent form)があります。通常血漿中には
20ng/mlのPAI-1が存在し、血管内皮細胞がPAI-1の主要な産生細胞であると考えられますが、肝細胞、megakaryocyte、脂肪細胞での産生も知られています。PAI-1は急性期タンパク質であり、種々のサイトカイン・増殖因子により産生が亢進し、敗血症やDICにおける虚血性臓器障害の原因の一つとして考えられています。また、PAI-1遺伝子プロモータの一塩基置換による遺伝子多型が知られており、血漿PAI-1濃度の増加が明らかにされています。 |
Porphyromanas gingivalis |
歯周病菌との関連が指摘されている疾患:細菌性心内膜炎、敗血症、虚血性心疾患 、糖尿病 、誤嚥性肺炎 、低体重児出産(早産) 、骨粗鬆症
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A.actinomycetemcomitans(AaY4) |
歯周病菌との関連が指摘されている疾患:細菌性心内膜炎、敗血症、虚血性心疾患 、糖尿病 、誤嚥性肺炎 、低体重児出産(早産) 、骨粗鬆症
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Coxsackie Virus B3 |
1.気道症候群 2.心筋炎 3.心嚢炎 4.発疹性疾患 5.無菌性髄膜炎6.流行性筋痛症 心筋炎もまた心室性不整脈,心ブロックまたは急性心筋梗塞様の病状を引き起こすことがある。 |
PLGF (Placental Growth Factor
Protein) |
心臓病・心臓発作の新しいマーカー・placental growth
factor protein(PLGF)
急性胸痛または急性冠症候群を発現した患者1,173人を対象にした調査から「PlGF(placental growth factor
protein;ピーエルジーエフ)レベルが高い急性胸痛患者または急性冠症候群患者は、PlGFが低い人に比べて最初の症状発現から30日以内に死亡または心臓発作を起こすリスクがそれぞれ3.34倍、4.8倍高い」とわかりました。 |
Acetyl-L-Carnitine |
アセチル-L-カルニチン(ALC)とは、L-カルニチンに関する天然アミノ酸のことですが、最近になって、年とともに少なくなる脳のレセプターの減少防止と、その増加に対して効能のあることが分かりました。ALCは、多量に使用することや、ヌートロピック製品との併用などで、老人性痴呆症の治療に使われています。また加齢によって蓄積するリポフスチンを取り除き、脳の働きを高めることも判明しています。使用によって短期間の記憶力が向上し、細部に注意が行き届くようになります。創造性,記憶力,学習能力,言語の流暢さを高めます。アセチル
L-カルニチンは,脳内神経伝達物質であるアセチルコリンの分泌を活発にします。 |
IL-10(サイトカイン免疫制御) |
MHC
クラスII↓,MAC活性化の阻害,抗原提示↓,B細胞増殖およびAb産生の刺激,肥満細胞の刺激,THからTH2への転換。免疫抑制度の評価。 |
Vitamin B12 |
※8-OH-dGをO−リングテストで低くしても、Vitamin B12がないと傷ついた遺伝子の修復がうまくいかないようです |
Folic Acid(葉酸) |
遺伝子の修復因子。これが十分にないとSelective Drug Uptake Enhancement
Methodを行っても、十分な治療効果が得られない。 ※癌では1zg以下 |
Cu(銅) |
研究目的により必要な量(mg、μg、ng、pg etc.)を選択して下さい。貧血、心不全、心臓機能障害、動脈硬化、ウィルス性肝炎、手足筋肉の不調と痛み ※
O-リングテストでは、Cuの量が多いと癌の血管新生に関係があったり、痛みのある所では、正常がμgだとするとng、pgレベルに低くなっています。 |
SARS(新型肺炎) |
Severe Acute Respiratory Syndrome (SARS) 新型肺炎 |
recombinant HBe Antigen |
B型肝炎の抗原です |
Thyroid Stimulating Hormone (TSH) |
下垂体前葉から分泌され、甲状腺ホルモンの分泌を刺激する糖蛋白。甲状腺に異常がある場合、まず第一に測定される。甲状腺機能亢進症、バセドウ病、亜急性・無痛性甲状腺炎の急性期 |
Parathyroid Hormone (1-34) |
副甲状腺ホルモン(PTH)は84個のアミノ酸より成るペプチドホルモンです。副甲状腺からは主に完全なPTH
分子(1-84PTH)として分泌されますが、血中には1-84PTHと同時に末梢組織で代謝を受けたさまざまなフラグメント(分解産物)が存在します。 |
Ubiquinone-10 (CoQ10) |
通常の生活をしている限り、ヒトの血中CoQ10濃度は“個人の固有値”に維持され、日内や短期間内での変動は認められません。しかし、時間軸を人生の単位でとらえると、胎児期あるいは出生直後に最も低濃度を示し、20歳代で最も高濃度を示します。
年齢を積むに従って低下すると考えられています。CoQ10欠乏傾向を示すとの報告がある疾患:糖尿病、腎不全、肝疾患(肝硬変
肝癌)、甲状腺機能亢進症、パーキンソン氏病、フェニルケトン尿症、 ミトコンドリア異常など
。上記疾患の他、スタチン系薬剤投与による高脂血症治療中の方や低血圧症の方で血中CoQ10が低値傾向を示すこと、激しい運動により血中CoQ10濃度が低下する場合があることが報告されています。抗酸化物質の一つであるCoQ10は、酸化ストレスマ−カ−としてもその測定が有用である |
Anti-Enterovirus(type70+71) |
ポリオ、コクサッキー、エコー等を含み麻痺、無菌性髄膜炎、ヘルパンギーナ、手足口病、心筋炎など多くの疾患を生じる。70型は急性出血性結膜炎で分離され、まれに髄膜脳炎や麻痺が認められることがある。手足口病を引き起こすウイルスとして71型は知られる |
Anti-Rotavirus(ロタウイルス) |
冬季ウイルス性下痢症の代表的なもので、特に乳幼児を中心に発症する。散発性が多いが幼稚園や保育所、小学校などで流行することがある。脱水症等に注意すれば予後は良好である。このウイルスで汚染された食物を食べることにより食中毒を起こす可能性もあります。※USAで風邪がなかなか治らない人を調べると、エンテロウイルスまたはロタウイルスに感染している人が多いそうです。(大村恵昭教授より) |
Growth
Hormone |
ヒト成長ホルモン |
Somatostatin (ソマトスタチン) |
視床下部、胃・腸、自律神経系など広い分野に分布し、GH分泌抑制や各種消化管ホルモン分泌抑制など多様な作用を有する。現在、ソマトスタチン誘導体としては、酢酸オクトレオチドが、「消化管ホルモン産生腫瘍の諸症状の改善並びに成長ホルモン及びソマトメジン−C分泌過剰の諸症状の改善」の効能で製造承認を得ている。神経ペプチド(生理活性物質)の一種「ソマトスタチン」がネプリライシンの活性を上昇させ、Aβレベルを低下させることを発見しました。特に注目すべきことは、病原性の高いAβ分子種(Aβ42)のレベルを選択的に制御することです。(理化学研究所)ソマトスタチンはアルツハイマー病の大脳皮質で減少しており、ソマトスタチン受容体も減少しています。このことから、ソマトスタチンは知能との関連があると考えられています。また、抗精神病薬のハロペリドールは前頭葉皮質と海馬のソマトスタチンの感受性をさげます。抗てんかん薬のカルバマゼピンとバルプロ酸は海馬のソマトスタチン濃度を減少させます。ソマトスタチンはGABAと共存していることから、けいれんとも関係すると言われています。高血糖で分泌↑ |
Ghrelin |
グレリンは下垂体から成長ホルモンを分泌させるだけでなく、摂食促進作用を示すなどその生体調節機序の新たな側面が浮かび上がってきた。グレリンの脳室内および皮下投与により酸素消費量が抑制されることから、グレリンはエネルギー消費を抑制することで、体重を増加させることが分かった。胃のグレリンのmRNAの発現や分泌は絶食において上昇し、摂食においては低下した。 このことから胃より分泌されたグレリンが中枢に空腹シグナルとして作用し、レプチン と拮抗的な関係になると考えられる。生体内分布 グレリンmRNAは胃に最も多く発現し、また腸管、膵臓、視床下部にもその発現が認められた。強力な成長ホルモン(GH)分泌促進作用 グレリンは局在臓器から分泌されて、血中を循環し、直接下垂体に働きGH分泌を促進する。※Ghrelinが低値を示す人で、癌の人は多い。
5ng以下になると癌の人が多い。2ng以下になると癌の確率が高い |
GHRF
(Growth Hormone Related Factor) |
成長ホルモンから負のフィードバック
睡眠,タンパク食,運動,低血糖,ストレスで分泌↑ |
8-isoprostane(8-epi-PGF2α)(細胞膜の酸化損傷マーカー) |
尿中8-isoprostaneが脂質過酸化の特異的な、高感度の指標であることが明らかになり、この測定が酸化ストレスの評価に用いられはじめている。8-isoprostaneの生成と細胞障害 8-isoprostaneは細胞膜の脂質二重層のリン脂質上またはLDL粒子のリン脂質でつくられ、phospholipase
A2によって、エステル結合が水解されて遊離し、血中に入り尿中に分泌されるものと考えられている。細胞膜の脂質二重層のリン脂質のアラキドン酸が過酸化をうけると、細胞膜の構造および流動性に変化を生じ、細胞の障害がおこるといわれている。心血管リスク因子 心血管リスク因子、例えば長期の喫煙、糖尿病、高コレステロール血症などでは、酸化ストレスによって尿中8-isoprostane値が上昇するといわれている。心血管患者 呼吸器疾患 肝臓疾患(動物実験によると、脂質過酸化は肝障害発生の重要な病因と考えられている。尿中8-isoprostane値は肝硬変で上昇し、疾患の重症度と相関するといわれている。またendotoxemiaとも直接相関するといわれている。)神経疾患(神経退行(変性)疾患、特にアルツハイマー(AD)およびパーキンソン病(PD)
において酸化ストレス、脂質過酸化が、ある役割を果たしているといわれ、ADの初期に脂質過酸化、酸化ストレスが亢進していることが示唆される。) 酸化ストレスの結果、細胞障害(特に細胞膜の脂質過酸化)DNA塩基の修飾による突然変異、アポトーシス誘導などがおこる。 |
Tau protein |
タウは、微小管結合たん白質の一種で、脳のニューロン、グリアに発現しています。アルツハイマー病ではタウの過りん酸化による神経原線維変化の形成によりニューロンの変性が起こるものと考えられています。アルツハイマー病の他、ダウン症、パーキンソン病などの神経変性疾患においても、タウが発症に関与しているとの報告があります。ADの神経細胞死にtau蓄積が関係する可能性。アルツハイマー病にはいたらないのですが、普通の老化でも、このタウ蛋白は蓄積し、アルツハイマー神経原線維変化を形成します。一方、老人斑は、アミロイドベータ蛋白という、年齢とともに脳にたまってくるもうひとつのゴミからできていることが知られています。アルツハイマー病では、このタウ蛋白のゴミとベータ蛋白のごみがどちらもたまるのが特徴なわけです。異常値≧7ng |
デハイドロエピアンドロステロン(DHEA) |
副腎に由来する性ホルモンの中間代謝物。副腎皮質疾患の診断や鑑別に用いられる。主として副腎に由来するステロイド型性ホルモンの中間代謝物である。副腎皮質からは糖質、鉱質コルチコイドやデヒドロエピアンドロステロン(DHEA)などの性ホルモン(副腎アンドロジェン)が分泌されている。DHEAは17α-hydroxypregnenoloneより合成され、そのほとんど(99%以上)は硫酸抱合体(DHEA-S)として存在している。3β-hydroxysteroid
dehydrogenaseの作用で、DHEAはテストステロンの前駆物質であるアンドロステンジオンに転換される。 DHEAのほとんどが副腎に由来し、性腺からは微量な分泌にとどまるため、DHEA、DHEA-Sの測定はさまざまな副腎皮質疾患の診断や鑑別に有用である。加齢とともに変動がみられ、思春期に急激な増加をし20歳頃ピークを迎えるが、以後減少する。主にACTHに支配されるので早朝に高く、夜に低値という日内リズムをもつ。高値を示す病態 Cushing症候群、副腎腫瘍、先天性副腎過形成(3β-hydroxysteroid
dehydrogenase、11β-hydroxylase、21-hydroxylaseの欠損など)、異所性ACTH症候群 低値を示す病態 Addison病、先天性副腎低形成(17α-hydroxylase欠損〜低下症)、Sheehan症候群 |
Orexin (オレキシン) |
新たなる食欲調節ペプチド。
◎orexinの作用orexinは食欲自体の調節のみならず、それに関連する情動や行動にも影響を与える。このことはorexinの受容体が脳内の多くの部位に発現していることからも、示唆される。
◎orexinと他の食欲調節物質との関連NPYはorexin受容体と脳内の分布上からも、関連が示唆される。leptinが脂肪細胞から分泌され、視床下部に働き食欲を調整するのに対し、orexinは血糖や肥満の状態を視床下部で関知し分泌され、脳内に広く分布している2種類の受容体に作用し、食欲のみならずそれに関連する行動や精神活動にも影響する。肥満や拒食症などの病態との関連、血中濃度の測定、治療薬への応用など、今後の研究の発展が期待される。
オレキシンは性欲や性機能も調節している2004-05-01
19:25:29
一方University
of Warwickの研究者等によって、orexinの受容体が精巣やペニスに存在することが確認されました。2004年4月6日のJournal
of Clinical and Endocrinology and Metabolism誌に発表された研究成果です。これまでオレキシンは食欲に関連するホルモンと考えられてきましたが、今回の結果から性欲や性機能とも関連があるとわかりました。
進行期パーキンソン病患者の脳髄液中ではオレキシンが低下している2003-08-27
00:00:00
パーキンソン病(PD)患者19人とパーキンソン病以外の患者(コントロール群)5人の脳髄液中のオレキシン濃度を比較したところ「PD患者においては、PDの重症度に比例してオレキシン濃度が低下していた」という結果となりました。オレキシンは覚醒に関わる物質として最近発見されました。
研究成果が2003年8月26日のNeurology誌に発表されています。
PD患者19人は全て脳深部刺激を希望した患者で、装置を移植するときに脳髄液を採取しました。パーキンソン病でないコントロール5人からは、本態性振戦・ジスキネジア・水頭症などを治療するために頭部を切開したときに脳髄液を採取しました。これまでの研究成果からナルコレプシー(突発的睡眠)患者ではオレキシン神経が障害または消失するということが知られています。また脳髄液中のオレキシン濃度がナルコレプシー患者の大部分で検出限界以下まで低下しているということも分かっています。以上より、進行期パーキンソン病患者の突発的睡眠にはオレキシン濃度の低下が関連している可能性があるとわかりました。
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Leptin (レプチン) |
肥満・メタボリック・シンドロームの研究レプチン(ob蛋白ともいわれる)は脂肪細胞より分泌され、中枢(視床下部)に作用することによって、食欲抑制作用、エネルギー消費増大作用をもたらすホルモンであります。このホルモンによって、食欲や体重が調節されていると、考えられています |
Cortisol (コルチゾール)
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コルチゾールは生体の恒常性維持、ストレスの対応に最も重要なホルモンです。糖新生の促進、脂肪代謝の調節、抗炎症作用などの働きをしており、生命維持に不可欠なホルモンです。疲れやすい、脱力感、体重減少、低血糖、悪心、嘔吐、など副腎皮質の機能低下が疑われる場合に測定されます。コルチゾールの高度上昇ではクッシング症候群を、軽度上昇ではストレス病を、低値ではアジソン病、下垂体機能低下症などが疑われます。DHEAは副腎性の男性ホルモンで、副腎ステロイドホルモン産生異常症の診断に利用されています。下垂体から分泌されるACTHの刺激を受けて,副腎皮質束状層より分泌される分子量362.5の糖質コルチコイドでACTHとの間にフィードバック関係がある。血中の90%以上が蛋白との結合型として存在し副腎,肝,腎で代謝を受け,グルクロン酸抱合を受けて,尿中に排泄される。血中半減期は,1.4〜3時間と言われている。副腎皮質機能を知るために行う検査で,原発性(副腎性),続発性(視床下部性または下垂体性)を含めた副腎皮質機能不全症や,コルチゾール過剰症であるCushing症候群の診断の指標として有用である。
異常値を示す疾患・病態 減少する疾患 アジソン病、下垂体機能低下 上昇する疾患 ACTH産生腫瘍、Cushing
症候群、ストレス状態 ●コルチゾール(副腎皮質ホルモン)
ストレス時に大量に放出され、ストレスに対抗する力の源になります。
しかし、現代のように長期間ストレス下にあると、過剰のコルチゾールに長期間暴露されることになり、体にとって不都合な面も多く出てきます。
・筋、皮膚、リンパ組織に対して細胞異化作用(細胞を壊す)があります。
・肝臓に対しては糖分をつくる作用があり、結果的に高血糖になります。
・強力な抗炎症作用があります。
・免疫抑制作用があります。
・骨に対しては異化的(壊す)方向に働き、骨粗しょう症を起こします
■ DHEA 副腎皮質ステロイドホルモンでは、デヒドロエピアンドロステロン(DHEA)が加齢とともに減少し、逆にコルチゾールは増加します。このDHEAはアメリカではドラッグストアで入手できるため、その効果についての研究がさかんに行われるようになりました。Baulieuら(2000)は、60〜70歳の男女にDHEA硫酸エステルを経口投与し、テストステロンとエストラジオールの分泌増大、骨代謝の改善、皮膚の若返りなどの効果があったと報告しています。また、複数の研究が、ストレスホルモンとして筋や骨を分解するコルチゾールの分泌を抑えたと報告しています。
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Osteopontin |
Osteopontin is
a
glycoprotein. It is overexpressed in a variety of
cancers, including
lung cancer,
breast cancer,
colorectal cancer,
stomach cancer,
ovarian cancer,
melanoma and
mesothelioma. The prefix of the word "Osteo" indicates that
the protein is expressed in bone, where it is a one of the
extracellular structual proteins, that constitutes the organic part
of bone.中皮腫、肺癌、乳癌、大腸癌、胃ガン、卵巣癌、メラノーマで高値
※O−リングテストでは正常と中皮腫のところで200倍くらい違います。 |
Asbestos |
中皮腫、肺癌、Astrocytoma, 心臓病、アルツハイマー病、自閉症
他多くの疾患の原因物資 住居のasbestosチェック |
GRP (Gastrin releasing Peptide) |
小細胞癌にきわめて特異的な腫瘍マーカーです。しかし、小細胞癌のなかには、ProGRPが正常でNSEだけが高い例もありますので注意が必要です。治療効果の判定や再発の指標として使われます。肺癌だけで上昇する腫瘍マーカーはありませんので、腫瘍マーカーだけで診断を行うことはできません。肺癌を疑う場合には、CEA、CYFRA、ProGRPなどを組み合わせて採血し、診断の補助的手段として使うことが一般的です。いずれかの腫瘍マーカーが高値であれば、手術や化学療法などの治療効果の判定や、再発を発見するための経過観察のときに有用となります。ProGRPは、腎で代謝されるとされ腎不全での偽陽性例がある。また、頻度は少ないが肺良性疾患でも偽陽性例がある。
高値疾患: 肺小細胞癌、中皮腫、腎不全、肺炎
※O-リングテストでは正常と中皮腫で数値が1000倍くらい違います。 |
SYFRA (シフラ:サイトケラチン19) |
扁平上皮癌という組織型で上昇することが多く、扁平上皮癌の60-80%で陽性になります。癌の進行とともに上昇しますが、癌以外の腎臓や肺の病気でも上昇します。喫煙の影響は受けません。治療効果の判定や再発の指標として有用です。
サイトケラチンは主に,単一上皮細胞の細胞骨格を構成するケラチン繊維蛋白で,19種の亜分画が存在する。このサイトケラチンの発現が肺癌に特異性が高く,特に扁平上皮癌で特異性が高くSCCとは相関性がない。また,肺良性疾患の偽陽性率が低く肺癌特異性が高い。
異常値を示す疾患・病態 高値疾患 乳癌、肺小細胞癌、肺腺癌、肺扁平上皮癌、中皮腫、卵巣癌 |
SP-D(肺サーファクタントプロテインD) |
間質性肺炎、過敏性肺炎、放射線肺炎、サルコイドーシス、膠原病性肺炎 |
CPK(クレアチン ホスキナーゼ) |
基準値より高い場合、急性心筋梗塞、心筋炎、進行性筋ジストロフィー、萎縮性筋硬直症、多発性筋炎、甲状腺機能低下症、悪性腫瘍など。低い場合は、妊娠などの疑いがあります。 CPK値が低い場合、@全身性エリテマトーデスA甲状腺機能亢進症Bステロイド剤投与
C長期臥床の患者 |
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