|
|
|
|
|
|
|
|
コレステロール |
高コレステロール低年齢化 小5女児、8年で倍増 |
小学5年でコレステロール値が高い女子が8年の間に倍増しているという調査結果を、関西医科大と浜松医科大が共同でまとめた。 (2004/06/09) |
|
|
グレープ(ブドウ)の種抽出物は血管へのコレステロール沈着を防ぐ |
2005-06-27 00:00:00 モルモットでの実験の結果、グレープ(ブドウ)の種抽出物は高脂肪食に伴う血管へのコレステロール沈着を防ぐと分かりました。 研究者等は、ココナツの脂肪が豊富な餌(高脂肪食)だけ与えたモルモットと高脂肪食+グレープの種抽出物を与えたモルモットの12週間後の血管へのコレステロール沈着率を比較しました。実験の結果、グレープの種抽出物を与えたモルモットでは血管へのコレステロール沈着が有意に少なくなっていました。カリフォルニア大学デイビス校の研究者等が4月に開催されたExperimental
Biologyで発表した研究成果です。 |
|
|
|
コレステロールの取りすぎが歯周病の原因になることを友藤孝明岡山大助手(予防歯科)らがラットの実験で4日までに確かめた。
コレステロール値が高い人に歯周病が多いと分かっていたが、因果関係を実証したのは初といい、栄養指導など予防につなげたいとしている。
友藤助手らは、標準食とコレステロールを添加した食事、歯茎に水を塗るのと歯周病を起こさせる毒素を塗る場合を組み合わせ計4通りにラットをグループ分けして比較した。
その結果、「標準食と水」に比べ、歯と歯茎のすき間は「コレステロール食と水」は20倍に広がり、「コレステロール食と毒素」は50倍になった。「標準食と毒素」では少し広がっただけだった。 [2005年9月4日/共同] |
|
|
ハイビスカスの抽出物は悪玉コレステロールの酸化を抑制する |
2006-06-29 抗酸化作用を有する色素が豊富なハイビスカスの抽出物は、動脈硬化に関わる悪玉コレステロール(LDLコレステロール)の酸化を抑制すると分かりました。In vitroでの実験から、ハイビスカスのアントシアニンはLDLコレステロールの酸化、アポリポタンパク質B(ApoB)の断片化を防いだり、フリーラジカルの除去作用を有すると示唆されました。ApoBはLDLコレステロールの主要なリポタンパク質であり、コレステロールを組織に運ぶ仕事をしています。 |
|
|
総コレステロールやLDLコレステロールレベルが高い健康な女性は脳卒中を発現するリスクが高い |
2007-02-21 -
心血管疾患・癌・その他の重大な疾患を有さない健康な45歳以上のWomen's Health
Study参加女性27,937人のデータを解析した結果、総コレステロールやLDLコレステロールレベルが高い健康な女性は脳卒中を発現するリスクが高いと分かりました。Biotaoday |
|
|
コレステロール値は高血圧患者の血管拡張障害と関連 |
ニューヨーク(ロイターヘルス)‐冠動脈疾患がみられない高血圧患者を対象とした研究で、血漿中の総コレステロール値およびLDLコレステロール値が冠動脈血管拡張能障害に関する独立した予測因子であることがわかった。
高血圧および高コレステロール血症の両者は、これまでも冠血流予備能の低下と関連づけられてきた。しかし、それぞれの独立した関与については未だ明らかになっていない。 今回の研究の目的は、コレステロール値が高いことが高血圧患者の冠血流予備能の予測に何らかの意味を持つかどうかを決定することであった。この研究には、冠動脈疾患の存在が認められない未治療の連続した高血圧患者54名が含まれていた。このうち20名の患者は総コレステロールが正常値であり、34名は高値であった。 冠血流予備能は、遠位左冠動脈前下行枝の心エコーおよびドプラ評価から得られた血流速度を用いて算出した。 安静時冠動脈拡張期最大血流速度については、コレステロール高値群も正常値群もほぼ同じであったと、主執筆者であるUniversity of Naples(イタリア)のDr. Maurizio Galderisiらは、American Journal of Hypertension誌2月号に記している。しかし、ジピリダモール注射後では、コレステロール高値群は正常値群よりも有意に血流速度が低値であった。 血流速度が低下した結果を受けて、コレステロール高値群は冠血流予備能が有意に低値であった。多変量解析では、総コレステロール高値およびLDLコレステロール高値の両者が、喫煙、血圧値または左心室形態に関係なく、冠血流予備能の低下の予測因子であった。 「このような所見は、症状が現れる前の心血管疾患の有無に関わらず、高血圧患者の随伴リスク因子全てに対する積極的な管理のためのガイドライン内容を支持するものである」と、研究者らは結論付けている。 Am J Hypertens 2007;20:177-183. |
|
|
メタボ薬開発に新たな手掛かり=コレステロール代謝の一部解明−東大 |
体内のコレステロールを肝臓で胆汁酸に変える作用を促進するたんぱく質の働きが、コレステロールが足りないときに働く別のたんぱく質によって抑えられていることを、東大大学院農学生命科学研究科の佐藤隆一郎教授らが解明し、25日までに米生化学会誌に発表した。これら2つのたんぱく質の結び付きを邪魔する物質を見つければ、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の予防・治療に役立つ機能性食品や新薬に応用できる可能性があるという。 |
|
|
善玉コレステロール増える運動量は1回30分、週2時間超 |
運動で善玉コレステロールを増やすには、少なくとも1回に30分以上、1週間で計2時間以上の運動量が必要であることが、お茶の水女子大の研究グループの調査でわかった。米国の内科学雑誌に発表される。血液中の余分なコレステロールを回収することから「善玉」とされるHDLコレステロールは、運動によって増えるとの指摘はあったが、どの程度行うべきか明確な指標はなかった。 同大生活習慣病医科学講座の児玉暁(さとる)研究員と曽根博仁准教授(代謝内分泌内科)は、ウオーキング、ジョギングなど有酸素運動によるHDLコレステロールの変化に関する25の研究論文のデータを解析した。 それによると、HDLコレステロールの上昇には、週当たり推定消費エネルギーで900キロ・カロリー、時間にして2時間以上の運動量が必要だった。一般に1時間の速歩きで300キロ・カロリー程度消費するとされる。 05月29日 03時09分 読売新聞 |
|
コレステロール |
高いコレステロール値は高血圧の発症を促進 |
◎血圧が高めだという人々は、コレステロール値の上昇にも注意しましょう。高めのコレステロール値は、高血圧へ進行するリスクを 2 〜 3
倍増加させます。◎高めのコレステロール値は、身体の血圧を調節するしくみに作用して、高めの正常血圧の人々が高血圧へと進行するのを、強力に後押しすることがわかりました。◎イタリアのボローニャ大学のアンブロシオニ・エットレ (
Ambrosioni Ettore ) 氏らが、Journal of hypertension 誌 10 月号に発表しました。◎高いコレステロール値が高血圧の発症に関係することが報告されています。米国の調査では、高血圧の人々の 55 パーセントはコレステロール値が高めで、高コレステロール血症の人々の 43 パーセントは血圧が高めだといいます。◎研究者は、高いコレステロール値は、レニン‐アンギオテンシン系との相互作用で、血圧の上昇を増加させるようだと報告しています。◎レニン‐アンジオテンシン系は、血圧を上昇させる身体の一連の反応です。◎腎臓が分泌するレニンという酵素は、アンジオテンシンU の産生を引き起こして血圧を上昇させます。アンジオテンシンU は、細動脈の筋肉壁を収縮させ、血圧を上昇させるホルモンです。◎研究者によると、高コレステロール値は、アンジオテンシンU受容体 1 型受容体の密度とアンジオテンシンUへの昇圧反応を増加させます。◎これとプラズマ・レニン活動の活性化との組み合わせが、高血圧の発症を促進するのだろうといいます。◎研究者は、 45 歳未満の
86 人の若い人々を対象に、血液中の総コレステロール値と、プラズマ・レニン活動と、高血圧の発症との関係を調べる、 15 年間の追跡調査をしました。◎ 66 人は高めの正常血圧 -- 130 mmHg / 85 mmHg 以上、140 mmHg / 90 mmHg 未満 -- でした。◎このうち 46 人は高コレステロール値 -- 200 mg/dl 超 -- で、 20 人は正常コレステロール値 -- 200 mg/dl 以下 -- でした。◎比較のための、 20 人は正常血圧で正常なコレステロール値でした。◎高血圧を発症するリスクは、高めの正常血圧の人々の中で、高コレステロール値の人は、正常コレステロール値の人より 1.9 倍に増加しました。◎高めの正常血圧で高コレステロール値の人は、正常血圧で正常コレステロール値だった人々より、高血圧を発症するリスクが 3.1 倍に増加しました。◎高いプラズマ・レニン活動は、高コレステロール値と正常コレステロール値の両方のグループで、総合的な高血圧の発症率を増加させました。◎高コレステロール値とプラズマ・レニン活動の相互作用による血圧の上昇は、ボーダーラインのコレステロール値
-- 200 〜 240 mg/dl --
の人々で、特に明らかだったと研究者は述べています。◎この人々で、新たに高血圧を発症する相対的リスクは、プラズマ・レニン活動の高い場合は 2 . 17 倍で、正常な場合は 1 . 17 倍でした。◎高いコレステロール値は、高めの正常血圧の人々で、レニン-アンギオテンシン系との相互作用を通して、高血圧の発症を促進するという仮説をサポートすると述べています。9/28/2007 |
|
コレステロール |
神経細胞におけるコレステロール代謝のメカニズムとその生理的役割 |
一般に神経細胞膜は、脂質2重層でできており軟らかく流動的です。この流動的な脂質2重層を大洋に見立てると、あたかも大洋に浮かぶいかだのような固い微小領域が存在し、「脂質ラフト」と呼ばれています。脂質ラフトは特にコレステロールの多い部分です。 私たちは、ラットの大脳皮質の培養神経細胞と海馬の培養神経細胞を用いて実験しました。まず、これらに脳由来神経栄養因子BDNF(Brain-derived
neurotrophic factor)を添加すると、これらの培養神経細胞のコレステロール含量が増えることがわかりました。そして、この増加はBDNFの働きを特異的に止める阻害剤によって抑制されました。 さらに、BDNFは、コレステロールを合成する酵素(ヒドロキシメチルグルタリル−CoAレダクターゼ)やコレステロール合成経路の複数の酵素の遺伝子発現を上昇させていたことも分かりました。さらに解析を進めたところ、まず、BDNFによってコレステロール量が増加した神経細胞では、シナプス伝達機能が顕著に上昇していました。つまり、電気生理学による検討で、シナプス終末において神経伝達物質を放出しうるシナプス小胞の数が顕著に増加していることが判明したのです。また、コレステロール量が増加した神経細胞では、神経伝達を担うタンパク質群が顕著に増加していました。つまり、BDNFによるコレステロールの増加は、神経伝達の分子基盤の増強において重要な役割を果たしていることを意味します。 そして、コレステロール合成酵素の阻害剤「メバスタチン」を添加すると、神経細胞内のコレステロールの合成量は低下し、シナプス伝達機構の成熟も著しく抑制されました。 これらの結果は、(1)神経伝達という脳の生理機能が発達するためには、神経細胞内コレステロールの増加が重要なステップになること、(2)神経細胞のコレステロール代謝の調節因子としてBDNFをはじめ脳の成長因子類が作用していること、を示しています。 |
|
コレステロール |
悪性の前立腺がんのリスクをコレステロール値降下薬が低減 |
進行性の前立腺がんのリスクを、スタチンと呼ばれる高脂血症の治療薬が、低下させるという報告がありました。◎スタチンは世界中で広く使用されていて、高い LDL (悪玉)コレステロール値と中性脂肪値を低下させる一方、 HDL (善玉) コレステロール値を増加させる薬です。動脈硬化を防いで、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞を予防します。1/19/2007アライブ・サプリメントカフェ |
|
コレステロール |
「悪玉÷善玉」を目安に コレステロール値で提唱 |
心筋梗塞(こうそく)や脳梗塞などさまざまな病気の引き金となる動脈硬化には、血中のコレステロールが深くかかわっている。だが、検査や健康診断で示される「悪玉(LDL)コレステロール」や「善玉(HDL)コレステロール」の値は、どの程度ならいいのか分からないという人が多い。最近の研究で、悪玉や善玉の数値を別々に見るより、悪玉の数値を善玉の数値で割った両者の比で見た方が、動脈硬化の進行を把握しやすいことが分かってきた。専門医は自分のリスクを知る目安にこの数値を活用するよう提唱している。 コレステロールはホルモンをつくるなど体の機能維持に重要な役割を果たしているが、血管の内側にたまるとプラークと呼ばれる塊になり、長い間に動脈硬化が進行していく。 「悪玉が増えすぎると、コレステロールは血管壁に付着する。善玉はこれを回収する働きをしている」と話すのは、動脈硬化に詳しい吉田雅幸東京医科歯科大教授。悪玉を減らすとともに、善玉を増やしコレステロールの「くみ出し」を促す大切さを強調する。 米国の大規模な疫学研究によると、善玉の増加に伴い心筋梗塞など冠動脈疾患の危険度は低下。悪玉の値が低く、善玉が高い場合に最も危険度は小さくなった。頸(けい)動脈のプラークを超音波で調べた別の研究でも、悪玉が低く善玉が高い場合にプラーク量が少なかった。そこで吉田教授らが提唱するのが「比」の考え方。「悪玉割る善玉」が2・5を超えると要注意で、通常は2・0以下、冠動脈疾患を経験した人や、心筋梗塞のリスクが高い糖尿病、高血圧などの人は1・5以下を目指すよう求めている。 |
|
コレステロール |
コレステロール、低い方が危険=男性は高いほど死亡率減る−富山大など |
血中の総コレステロール値が低い人は死亡リスクが高いことが28日までに、浜崎智仁富山大教授、大櫛陽一東海大教授らの研究で分かった。特に男性の場合、総コレステロール値が高いほどリスクが低くなる傾向がみられた。大櫛教授らの別の疫学調査では、「悪玉」とされるLDLコレステロールで同様の傾向がみられた。4月から始まる特定健診では、LDLが一定値以上だと受診勧奨となるが、浜崎教授は「コレステロールを悪者にする説はもともと米国から来たもの。米国は心臓疾患や肥満が多く、体質が違う。不必要な人まで薬物治療の対象になる」と懸念している。同教授らは、コレステロールと死亡率に関する国内の疫学調査を検索し、「5000人以上を5年以上追跡」などの条件で5本の文献に絞り込み、延べ約17万3500人分を「メタ分析」という手法で解析した。 調査によると、血液100ミリ・リットル中の総コレステロール値が160以上〜200ミリ・グラム未満を基準とすると、それより総コレステロール値が低い人の死亡率が男性で1・6倍、女性で1・4倍になることが判明。200ミリ・グラム以上の人では死亡率は変わらなかった。 研究チームによれば、別の研究でコレステロールのうち、動脈硬化を促して「悪玉」と呼ばれるLDLコレステロール値についても、低い人で死亡率が高い傾向だったという。日本人は魚に含まれるドコサヘキサエン酸(DHA)の摂取が多いためコレステロールが高くても動脈硬化になりにくく、心筋梗塞の発生が抑えられるとみられ、逆に細胞膜の材料となるコレステロールが少ないと、免疫細胞が活発に働かないらしく、がんや肺炎などが増す傾向があるという。 (2008年3月29日 読売新聞) |
|
コレステロール |
皮膚のコレステロール検査で心疾患リスクを評価 |
手のひらからわずかな皮膚細胞を採取するだけのコレステロール検査で、健常者の心疾患リスクを評価できることが報告された。この検査法は、血液中のコレステロールと分子的に関連した物質である皮膚のステロール値に着目するもの。 9,055人を対象とした試験の結果、皮膚ステロール値とHDL(善玉)コレステロール、および炎症マーカーで心血管疾患の危険因子(リスクファクター)とされるC反応性蛋白(たんぱく、CRP)の値との間に強い相関が認められた。グラクソ・スミスクライン社のDennis L. Sprecher博士が、米アトランタで開催された米国心臓協会(AHA)動脈硬化・血栓症・血管生物学会議でこの知見について発表した。 今回報告された検査法は、カナダPreMD社が販売する既存の皮膚ステロール検査に改変を加えたもの。旧型の検査は現在ヨーロッパ、カナダで用いられており、米国では限定的に使用されている。この検査では、小型のプラスチック器具を用いて手のひらの表面から死んだ角質細胞を剥離し、細胞内のコレステロール値を測定する。2005年、米ウィスコンシン大学のJames H. Stein博士が、この旧型検査により得られるコレステロール値が、超音波で測定した動脈壁の厚さおよび狭窄の評価と相関していることを報告しているが、新型の検査についてはこのような超音波での評価は実施されていない。また、旧型ではその場でコレステロール値がわかるが、新型の検査は検体を研究室に搬送して分析する必要がある。PreMD社のMichael
Evelegh氏は、新型検査はまだ臨床試験を始めたばかりと説明している。Evelegh氏は、この方式の検査は「保険加入の際などに、血液を採取せずにコレステロール検査をしたい場合に有用」と述べている。今回の研究は、生命保険加入のために検査を受けた被験者を対象とした。皮膚コレステロール検査が有効である理由は、血液中のコレステロール値よりも、血管壁に蓄積されるコレステロールが重要であるためだという。コレステロールが血管壁に蓄積されるなら、皮膚をはじめとする全身の組織にも蓄積されると同氏は説明している。また、従来のコレステロール検査では検査前に絶食する必要があったが、この検査では絶食の必要がなく、朝食の内容によって結果が左右されない点も長所の1つだという。 [2008年4月17日/HealthDay News]Copyright
(c)2008 ScoutNews, LLC. All rights reserved |
|
|
|
|
|
|
|
|
|