L−homocysteine 高用量のビタミンに循環疾患の予防効果はないが、ホモシステイン濃度が低い人は循環器疾患に罹りにくい   L-homocystine 2004-02-05 01:46:11 脳梗塞患者3680人を対象にした2年間の試験から「高用量のビタミン服用群と低用量のビタミン服用群で脳梗塞の再発率、冠動脈疾患の発現率、死亡率に差はなかった。ただし、血中の総ホモシステイン濃度が低い人ほど脳梗塞の再発、冠動脈疾患、死亡がおきにくい。」とわかりました。200424日のJAMA誌に発表された研究成果です。
高齢者における大腿骨頸部骨折の予測因子としてのホモシステイン ホモシスチン尿症患者では骨粗鬆症の有病率が増加している.このことは,高濃度の血清ホモシステインがコラーゲンの架橋を妨げて骨を脆弱にし,骨粗鬆症による骨折リスクを増大させている可能性があることを示唆している.これらの知見は,ホモシステイン濃度は,高齢者の大腿骨頸部骨折における重大な危険因子であることを示唆している.ホモシステイン濃度は,食事療法による介入で容易に改善が可能である.
ホモシステイン濃度が高いパーキンソン病患者はうつや認知障害をおこしやすい 2004-07-08 19:50:01 血中のホモシステイン濃度が高いと循環器疾患や一次性変性痴呆のリスクが高くなることが知られています。ホモシステイン濃度が高いパーキンソン病患者の割合は多くなっています。というのもレボドパの代謝物質からホモシステインが作られるからです。 PD患者97(平均罹病期間3.6)を対象にした試験から、ホモシステイン濃度が高いPD患者はうつ症状や認知機能障害をおこす割合が高いという結果となりました。20046月のArch Neurol誌に発表された研究成果です。 > Reference  Elevated plasma homocysteine level in patients with Parkinson disease: motor, affective, and cognitive associations. Arch Neurol. 2004 Jun;61(6):865-8.
ホモシステイン上昇は心血管疾患の危険因子 ビタミンB合剤の投与が効果的 〔ベルリン〕 ホモシステインの上昇により確認された慢性ビタミンB欠乏症は,心血管疾患に対する独立した危険因子と考えられている。Severimed社(ミュンスター)のReiner Riezler博士は「ビタミンB欠乏を認める場合には,食事の内容を変えるか,ビタミンB6B12および葉酸をサプリメントの形で補充するという対策を講ずるべきである」と卒後研修フォーラム“Medizin aktuell”で報告した。
L-Dopaによるホモシステインレベル上昇にどのように対処すべきかを積極的に調べる必要がある 2004-09-13 19:41:22 疫学データから、血中のホモシステインレベルが上昇すると、冠動脈疾患、脳卒中、痴呆などのリスクが増すことが知られています。パーキンソン病(PD)ではホモシステインレベルが上昇しており、これは主にCOMTによるL-Dopaの分解が原因と考えられています。このことから、PDの治療は脳卒中、心臓病、痴呆などのリスクを上昇させてしまっているかもしれません。L-Dopaによるホモシステインレベル上昇にどのように対処すべきかをまとめた総説が20049月のNeurology誌に発表されています。葉酸ビタミンB12などは血中のホモシステイン濃度を下げる作用があります。今後葉酸ビタミンB12L-Dopaによるホモシステインレベルを低下させられるかどうかなどを調べていく必要があります。 Homocysteine and levodopa. NEUROLOGY 2004;63:886-891
葉酸が有用性を発揮する機序 同じ高齢男性集団を対象とした早期の研究では、心疾患と関連付けられている血中ホモシステイン濃度の高値が精神的能力スコアの低値と関連することが明らかになった、と研究者らは述べている。葉酸の補充(葉酸栄養補助食品として摂取)が、血中ホモシステイン濃度の低下に役立つことが知られていることから、これによって葉酸の脳保護効果が説明可能であるかもしれない、と研究者らは考えている。しかし、この研究では、言語能力および精神的能力に対する葉酸の有用な効果は、ホモシステイン濃度に対する影響とは独立したものであったことが示されている。
ホモシステインレベルが高い人は加齢黄斑変性症になりやすい 2006-01-06 00:00:00 Age-Related Eye Disease Studyの付属試験に参加した934人を対象にした調査の結果、進行した加齢黄斑変性症(AMD)患者ではホモシステインレベルの上昇が認められると分かりました。AMDではない患者のホモシステインレベルは8.81 mmol/l、進行したAMD患者では9.51 mmol/lでした(P = .01)。また、ホモシステインレベルが12 mmol/lの人は12 mmol/l以下の人に比べてAMDになりやすいと分かりました。この結果から、ホモシステインは修正可能なホモシステインのリスクファクターであると考えられました。 
トロポニンT トロポニンTで心不全を予測 新しい研究から、胸痛がありトロポニンT(心臓の収縮性タンパク質)濃度が若干上昇した患者は心筋梗塞(MI)や死亡するリスクが高まることが明らかになった。高レベルのトロポニンT(0.01ug/ 以上)を持つ患者は4カ月間の追跡調査期間の終わりにおいて心筋梗塞や死ぬ危険性や心臓血管再生治療を受ける危険性が最も高いことが発見された。微小のトロポニンTレベルを有する患者は標準グループより心筋梗塞や死ぬ危険性や心臓血管再生治療を受ける危険性が5%高いことが発見された。これらの研究結果は、冠状動脈疾患の発症や突然死を防止するためにトロポニンT濃度が若干上昇した患者に対して医師がもっと診察すべきであることを示している。
〜梗塞慢性期の死亡リスク〜 CRP,TnT,proBNPすべて高値で9倍に  高感度C反応性蛋白質(CRP),トロポニンTTnT),脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNPといった生化学マーカーは,炎症や心筋虚血,容量負荷などの病態を反映しているとされ,梗塞急性期のみならず,慢性期に異常値を示す症例は予後不良となる可能性がある。大阪大学大学院病態情報内科の清水政彦氏らは,大阪急性冠症候群研究会(OACIS)の大規模前向き研究に登録されたデータを分析し,梗塞慢性期患者は高感度CRPTnTBNP前駆物質(pro BNP)のうち,2 種類以上のマーカーが高値を示すと死亡リスクが3.449.35倍に上昇することを明らかにした。
トロポニンI トロポニンIの上昇が総死亡率と心血管系合併症の予測に役立つ可能性あり  トロポニンIの軽度の一過性上昇(カットオフ値0.1ng/mL)が総死亡率および心血管系合併症の増加に関連することを、症例対照研究は示唆  Laurie Barclay, MD  Medscape Medical News Reviewed by Gary D. Vogin, MD
BNP 急性呼吸困難の評価と管理における B 型ナトリウム利尿ペプチドの利用 うっ血性心不全患者では,心不全以外の原因による呼吸困難の患者よりも B 型ナトリウム利尿ペプチド値が高い。救急科で B 型ナトリウム利尿ペプチドを迅速に測定し,その他の臨床情報を併用することで,急性呼吸困難の患者の評価と治療が向上した.その結果,退院までの期間が短縮し,総治療費が減少した.
女性で高いCRPBNP 〔米フロリダ州オーランド〕 ミネソタ大学(ミネソタ州ミネアポリス)のNatalia Florea博士は,心血管疾患に対する従来の危険因子の測定値は女性のほうが男性に比べて低かったが,C反応性蛋白質(CRP脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNPを検証すると女性のほうが高い値を示したと,第 2 回国際女性会議で報告した。同会議は米国心臓協会(AHA),米国心臓病学会,米疾病管理センター(CDC),世界心臓連盟,米国立心肺血液研究所(NHLBI),カナダ心臓・脳卒中財団が主催した。
NT-proBNPレベルは死亡や重篤な心血管疾患の予後因子として有用 2005-04-09 06:58:04 負荷がかかると、心臓の心室からのbrain natriuretic peptide(BNP)というペプチドタンパク質の分泌が亢進します。50-89歳の健康高齢者764人を対象にした5年間の追跡調査の結果、BNPの前駆物質・proBNPからBNPが切り出された後に残る余りの部分・N-terminal proBNP (NT-proBNP)のレベルが上位20%に属する人は重篤な心血管疾患または死亡の発現率が有意に高いと分かりました。 200546日のJAMA誌に発表された研究成果です。 この研究成果から、NT-proBNPレベルは死亡や重篤な心血管疾患の予後因子として有用と考えられました。 > Reference   N-terminal pro-brain natriuretic peptide, C-reactive protein, and urinary albumin levels as predictors of mortality and cardiovascular events in older adults. JAMA. 2005 Apr 6;293(13):1609-16.
BNP測定で心不全のタイプを鑑別
〔ニューヨーク〕 ロヨラ大学(イリノイ州メイウッド)循環器学のFred Leya教授らは「B型ナトリウム利尿ペプチド(BNPの血漿中濃度を測定することにより,患者が拘束型心筋症(RCM)と収縮性心膜炎(CP)のいずれのタイプの心不全を生じているかを鑑別できることが示された」とJournal of the American College of Cardiology2005; 45: 1900-1902)に発表した。同教授らは,息切れ,浮腫,疲労などの症状を伴う心不全患者11例の血漿BNP値を測定した。その結果, 5 例はRCM6 例はCPに罹患していることが判明した。RCM群の平均血漿BNP濃度はCP群の 4 倍であったため,これら 2 タイプの心不全の鑑別は容易であったという。
BNPは慢性肺疾患患者の予後因子の役割を有する 006-04-03 00:00:00 予後を評価する上で、慢性肺疾患患者において肺高血圧症を同定することはとても重要です。これまでの研究で、BNPは肺高血圧症の存在と重症度を示すマーカーとして有用であることが示唆されてきました。肺疾患患者176人を対象にしたおよそ1年間の追跡調査の結果、BNP濃度の上昇を指標とすると、感度85%、特異度88%で肺高血圧症を同定できると分かりました。 また、BNPレベルが上昇していた54人は、それ以外の人に比べて心臓と肺に関連した疾患で死亡するリスクが3倍高くなっていました。さらに、BNPレベルは、肺機能障害または低酸素血症とは独立した死のリスクファクターであることが分かりました。以上より、BNPは、慢性肺疾患患者の肺高血圧症の有意なスクリーニングパラメーターの役割を有すると分かりました。また、慢性肺疾患患者の予後マーカーとしてもBNPは有用と考えられました。 
BNPテストで鬱血性心不全を除外できる Accuracy of B-Type Natriuretic Peptide Tests to Exclude Congestive Heart Failure: Systematic Review of Test Accuracy Studies   Arch Intern Med 2006;166 1073-1080  この文献は、B型ナトリウム利尿ペプチド(BNP)を用いた鬱血性心不全(CHF)のテストの試験成績を系統レビューし、BNPテストの正確さを評価した結果を報告しています。
PLGF 心臓発作の新しいマーカー・placental growth factor protein(PLGF) 2004-01-28 16:29:45 急性胸痛または急性冠症候群を発現した患者1,173人を対象にした調査からPLGF(placental growth factor protein)レベルが高い急性胸痛患者または急性冠症候群患者は、PLGFが低い人に比べて最初の症状発現から30日以内に死亡または心臓発作を起こすリスクがそれぞれ3.34倍、4.8倍高い」とわかりました。2004128日のJAMA誌に発表された研究成果です。従来の循環器疾患マーカーであるCRPよりも、PLGFを測定した方が心臓発作をより効果的に予測できる可能性があるとわかりました。‥> Reference Prognostic value of placental growth factor in patients with acute chest pain. JAMA. 2004 Jan 28;291(4):435-41.
〜心筋梗塞の治癒機転〜 PIGFが骨髄幹細胞動員のシグナルに 心筋梗塞の治癒機転において,骨髄幹細胞が末梢血中に動員される際のシグナルとして,血管内皮増殖因子(VEGF)ファミリーの 1 つである胎盤増殖因子(PIGF)が重要な役割を果たしている可能性のあることが,奈良県立医科大学第 1 内科学の岩間一氏,上村史朗講師らによって明らかにされた。PIGFはおもに梗塞部の細小血管で産生されると考えられるデータも得られた。 一方,心筋梗塞モデルマウスの実験からは,梗塞部でPIGF mRNA量が有意の高値を示し,PIGF蛋白質は梗塞部の特に血管組織で強く発現していることがわかった。この成績から,PIGFはおもに梗塞部の細小血管で産生されていることが推測された。
子癇前症の発現を予測するのに有用なマーカーが見つかった  2006-09-08 可溶性fms様チロシンキナーゼ1soluble fms-like tyrosine kinase 1sFlt1)〕には抗血管新生作用があります。一方、胎盤成長因子〔placental growth factorPlGFには血管新生作用があります。循環中のこれら2つの物質の変化が子癇前症(妊娠高血圧腎症)の病因の一つと考えられています。その他の抗血管新生タンパク質・可溶性エンドグリン(soluble endoglin)はsFlt1と共に作用して妊娠ラットに重度の子癇前症様症状を引き起こします。この文献は、子癇前症の既往がある女性72人とランダムに選んだ女性480人を対象にして可溶性エンドグリンと子癇前症の関連を調べた試験の結果を報告しています。この試験で、可溶性エンドグリンの血液循環中の濃度は子癇前症を発症する2-3ヵ月前に大きく上昇し、それに伴ってsFlt1PlGFの比がたいてい上昇するという結果が得られています。この試験の結果から、可溶性エンドグリンの循環レベルとsFlt1PlGFの比の上昇は子癇前症の予兆となっていると考えられました。
Staphylococcus aureus Medical Tribune 心内膜炎 発症率低いが原因に変化 連鎖球菌やその他のグラム陽性球菌は自然弁を侵すことが多いが,少数のグラム陰性菌や真菌も自然弁に感染することがある。自然弁を侵す菌は数か月たつと人工弁にも付着するようになるが,早期に認められる菌は通常Staphylococcus aureusであり,時には真菌も認められる。Eggiman博士は「S. aureusは無傷の内皮に直接付着できると考えられている菌の一種で,正常な心臓弁にも感染するようだ」と述べている。 素因を有する患者では,心内膜炎の原因の6080%が連鎖球菌,特にStreptococcus viridansで,腸球菌は約 5 18%である。正常弁が侵された症例や静注薬物使用者ではS. aureusが約2030%を占めている。院内感染が原因なのは,全症例の約30%である。 同博士は「心内膜炎は積極的な治療が必要であり,手術は決して遅らせるべきではない。S. aureusまたは院内感染に起因する場合は,長期間の治療が必要になる。死亡率を調べたある試験によると,薬物治療のみを受けた13例では85%,投薬と手術の両方を受けた20例では35%であった」と述べた。               [2004527 (VOL.37 NO.22) p.33]
PAI-1 産総研など、心臓血管障害起こす原因物質の増減解明 産業技術総合研究所と帝京大学のグループは、心臓の血管障害を引き起こす物質が体内で増減する仕組みの一端を糖尿病マウスを使った実験で解明した。糖尿病だと心筋梗塞(こうそく)などが起きやすい。この物質の量の変化に合わせて薬を最適なタイミングで飲むことが可能になれば、糖尿病で心臓血管障害の患者の治療に役立つという。心筋こうそくは朝に起きやすく、生体リズムという体の周期性と関連のあることが知られている。血液を固まりやすくする「PAI1」と呼ぶ物質は、生体リズムを制御する「時計遺伝子」によって体内でできる量を調節されており、睡眠時など体が活動していないときに増えるなど、量の変化に周期性がある。  産総研の石田直理雄グループ長と大石勝隆研究員らは糖尿病モデルマウスを使いPAIの心臓、肺、肝臓などでの働きと血中量を調べた。マウスは夜行性なので日中の方が夜よりPAIの量が増える。明るい時から暗い時へ切り替わる際にPAIの遺伝子の働きが最も強まる健康なマウスと比べた。  [2004817/日経産業新聞
Lp(a) リポタンパク(a)レベルが高い女性は後に心血管イベントをおこすリスクが高い 女性において、リポタンパク(a)が心血管リスクの有益なマーカーであるかどうかは結論が得られていません。この文献は、試験組み入れ時に健康であった女性27,791人を対象にして、ベースラインでのリポタンパク(a)レベルとその後の心血管イベントの関連をプロスペクティブに調べた試験の成果を報告しています。この試験では最新のリポタンパク(a)アッセイシステムが使用されました。試験の結果、リポタンパク(a)レベルが顕著に高い(90thパーセンタイル以上)女性は、後に心血管イベントを発現するリスクが有意に高いと分かりました。特に、LDLコレステロールレベルが高い女性においてこの関連が顕著に認められました。
オステオポンチン(OPN ALDO〜 MRを介してOPN発現を誘導 オステオポンチン(OPNは,心血管障害の進展過程に重要な役割を果たしている炎症性サイトカインの 1 つである。愛媛大学大学院病態情報内科学の入田純氏は「アルドステロン(ALDO)がミネラルコルチコイド受容体(MR)を介してAP-1NFκBを活性化することにより,OPNの発現を誘導する」と発表した。    OPNが腎線維化に深く関与 入田氏らは以前,原発性ALDO症患者が本態性高血圧症患者に比べ血漿OPN濃度が有意に高値を示したことを報告している。そこで,ALDOが直接OPN発現を誘導しているのではないかと考え,研究を行った。実験にはラット腎由来の線維芽細胞(RNK-49F細胞)を使用。ALDO により濃度依存性(0.1nmol10μmol)および時間依存性( 3 48時間)にOPN mRNAの発現が亢進した。MR阻害薬スピロノラクトンで前処置したところ,ALDOにより増えたOPN mRNAの発現は低下。転写阻害薬アクチノマイシンDによる前処置でも同様に,OPN発現は抑制された。同氏は「ALDOによるOPN発現は,MRを介した転写依存的作用と考えられる」と述べた。次に,ALDOがラットOPN遺伝子プロモータ活性に与える影響を検討したところ,17582153領域で 2 3 倍の有意な上昇が認められた。同領域に存在する転写因子であるAP-1NFκBの結合領域に点変異体遺伝子を導入した結果,ALDOによるプロモータ活性の上昇は消失した。AP-1NFκBの特異的プローブを用いてゲルシフト解析を行ったところ,AP-1 1 時間で最大の活性値を示し,3 時間まで持続したが,スピロノラクトン前処置により同活性は有意に抑制された。NFκB30分で最大を示し,同様に同薬前処置により有意に抑制された。ALDOにより増えたOPN発現は,AP-1デコイやNFκBデコイにより有意に抑制されることも確認された。以上から,同氏は「腎線維芽細胞におけるALDOは,MRを介してAP-1NFκBを誘導し,両転写因子によりOPN発現を調節していることが示唆された」と述べた。さらに,ALDO刺激により細胞増殖能は約1.5倍に増えるが,OPNsmall interfering RNAsiRNA)を導入したところ,細胞増殖能は完全に抑制された。また,ALDOによりコラーゲン遺伝子のタイプ 134 はいずれも発現レベルが有意に上昇するが,これら遺伝子発現もsiRNAの導入により有意に抑制されたことから,同氏は「ALDOにより誘導されたOPNが腎線維化に深く関与していることが示唆された」と結んだ。 [2007126 (VOL.40 NO.49) p.112] Medical Tribune
ANP 4つの心臓ホルモンで癌治療 2008-03-02 - ANP・vessel dilator・LANP・カリウム利尿ペプチドの4つの心臓ホルモンは乳癌や膵癌を除去する作用があることがマウスの実験で確認されました。Biotoday
トロポニンI [医学] 心血管や腎臓異常バイオマーカーの使用で高齢男性の心血管死リスク予想が改善する 新たな試験の結果、心血管や腎臓異常に関する幾つかのバイオマーカー(トロポニンIBNP前駆体N末端、シスタチンCC反応性タンパク質)評価を従来のリスク因子に加えることにより高齢男性の心血管因性死亡のリスク分類が大幅に改善すると分かりました。2008.5.15 Biotoday